医院ブログ
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こんにちは!!
甲子園口しまはら歯科、院長の島原淳です😄
日中はまだ暑いですが、朝晩は少し涼しくなってきましたね😃
皆様寒暖差には気をつけて過ごしましょうね!!
今回は歯の根っこの治療(根管治療)についてお話ししていきます🦷
大きく分けて2つのケースがあります。
①むし歯が悪化し、細菌が歯の神経にまで達した場合に、細菌を神経や血管ごと除去する治療方法。
②一度神経を除去したにも関わらず、再感染が起こり再び根の先端に細菌が侵入し、膿(うみ)などが出来た場合に治療する方法。
根の治療が大変な理由!!
①根に存在する神経や血管を含む構造が非常に複雑なため、一度入り込んだ細菌を100%除去することが非常に困難である。
②薬剤に抵抗力を持つ細菌窓の存在。
③根の中だけでなく、根の周囲にまで細菌などが存在することがある。
以前に根管治療を既に受けている歯で、かつ病変が根の先に存在する場合、再治療(非外科的)で治る確率は50%程度であると極めて低い成功率を示した論文もあるそうです。
根の治療回数がなぜ多いのか、やり直しがなぜあるのか、一度治療したのになぜ痛くなるのかなど、患者様から聞かれることが多いですが上記のような色々な理由があります。
根の治療を回避する方法!!
①日常からむし歯にならないような生活習慣を心がけること。
②日頃からかかりつけ医などで定期検診を受診し、むし歯があったとしても比較的初期での発見、治療を行うこと。
こうすることにより根の治療にまで至らないようにすることが、最大の予防法です。
しかし神経の治療をする患者様は決して少なくはありません。
上記の説明だと神経の治療をしたら治らないの??と思うかもしれませんが、きっちり治療すれば治る場合が多いです。
但し、治療途中に中断することは決してしないで下さい。治療途中で放置することにより、保存困難(抜歯)になってしまう可能性があります。
最近では根管治療もマイクロスコープと呼ばれる顕微鏡を使用した方法も歯科医院によっては取り入れています。(自費診療になることも多いですが)精度が高く、再感染のリスクも下がると思います。
気になることがございましたら、お気軽にご相談下さい。お待ちしております😄