小児歯科
小児歯科
Medical
当院ではお子様一人一人のペースに合わせて治療を行なっています。痛がったり、怖がるお子様を強引に治療してしまうと、それがトラウマとなり歯医者嫌いになってしまうこともあります。歯医者に通えなくなったお子様は虫歯ができても治療に通わず、どんどん感染・進行して手がつけられなくなることがあります。緊急性がない場合は少しずつ歯医者に慣れてもらうことから始めていきましょう。
また将来的にお子様の歯を健康で守るために、定期的な検診、予防処置をお勧めします。
子供と楽しみながら歯磨き練習、歯科の器具を身近な物に例えて(掃除機、動物など)見て、触って慣れてもらいます。
年齢によって歯並びのチェック
定期的なフッ素塗布、虫歯のチェックも行います。
乳歯はなぜ大切なのか??
個人差はありますが、乳歯は生後6~8ヵ月頃から生え始め、3歳くらいまでは上下合わせて20本が生えそろいます。
乳歯を使う期間は短いですが、その間乳歯が果たす役割は重要です。
「ものをかむ」という歯本来の役割はもちろん、丈夫な永久歯が生えるための準備、永久歯を正しい位置に導くといった役割があります。その他にも、顎の骨の成長や知能の発達、正常な噛み合わせにも影響を与えます。
乳歯はすぐに抜けるからとおろそかにはできません。乳歯を健康に保つことが、一生使う永久歯を丈夫にすることにつながります。
前歯が生え始めたら、歯も磨くことももちろん重要ですが、口を開けたり歯ブラシの感覚に慣れることを目標としていきましょう。
習慣づけのためにも、お子様本人に乳児用歯ブラシを持たせたり、食後に歯磨きタイムを作るといいでしょう。
1日最低2回お母さん歯磨きを心がけてください。特に虫歯は寝ている時にできやすいので、夕食(寝る前)は念入りに磨くようにしてください
炭酸飲料、スポーツドリンク、ジュースなどは極力避け、水分補給は水、お茶をお勧めします。飲み物から発生する虫歯も少なくはありません。
虫歯の原因になりやすいのは量より糖の摂取する頻度にあります。
予防を行い、虫歯を作らない環境を作るのが、この時期です。
どの年齢でも、虫歯の予防は基本歯磨きです。
また虫歯の治療ができ始めるのもこの時期からですが、中には乳歯から永久歯に生えかわり始め、歯の並びが複雑になっている場合があります。永久歯の生えたての時期は、歯の表面が粗造で汚れが付きやすく虫歯になりやすい時期です。
また、乳歯に虫歯があると永久歯も虫歯になるリスクが高まります。
お子様には自分でできたことはしっかりと褒めた上で、できないところはお母さんが、仕上げ磨きをしてあげてください。
虫歯になりやすいリスクに応じて、予防処置をしてもらうことが大事になります。
混合歯列(乳歯と永久歯が混在している)から永久歯列に移行する時期で、小学校6年生ぐらいになると個人差はありますが、ほとんどが大人の歯に生え変わってる噛み合わせが出来上がってきます。
この時期にお口の環境を整えていくことで、健康な噛み合わせを作っていくのに大切な時期となります。
定期検診を中心に噛み合わせの変化を診ていきます。
しっかりと歯ブラシを1日3回食後目指しましょう
三度の食事をしっかりと食べて、おやつは1日1回にしましょう
虫歯菌に負けない強い歯にするため、歯科医院での定期検診時にフッ素塗布を行いましょう
虫歯になると、削らないといけないことが多くなります。削って詰めて補強しても自分の天然の歯に勝るものはありません。自分の歯で何でもしっかりと噛んで、楽しく食事ができ、大きなお口を開けて心の底から笑顔で、美しい表情を保つ。そんな当たり前の毎日を子供たちに送らせてあげましょう。
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中は無菌状態で、虫歯菌はいないと言われています。
では、なぜ虫歯になるのでしょうか?
虫歯は感染症です。つまり、お口のスキンシップなどを通じて周囲の大人からお子さんのお口に虫歯菌が移り、虫歯に感染してしまうのです。
虫歯菌に感染しやすい時期は、生後1歳7ヵ月~2歳7ヵ月の間です。
この1歳7ヵ月~2歳7ヵ月の間に、お子様と同じ箸やスプーンを共有しない、噛み与えをしない等のお口のスキンシップを控える事で、成長した時の虫歯の本数を少なくすることができます。