医院ブログ
医院ブログ
皆さん、こんにちは歯科衛生士のRです❗
早くも年末となりましたね。
寒さも厳しく、体調崩しやすいので風邪などにお気をつけください。
突然ですが、皆さんは歯の色が気になるときはありませんか❓
マスクを外す機会が増えて、気になる方もいらっしゃると思います。
実は…人によって、歯の色はそれぞれ違いがあります。
歯の一番外側にある層が「エナメル質」
二番目にある層が「象牙質」
と言います。
エナメル質の色や厚さ、象牙質の色がその人の歯の色を決めています🦷
ただ、歯を長年使っていると変色してくる場合もあります。
歯の変色の原因は7つに分けることが出来ます。
①縞模様に茶色やグレーっぽく変色した歯
②一本だけグレーっぽく変色した歯
③表面に白く斑点が出来た歯
④茶色い線や変色を起こした歯
⑤着色汚れ(ステイン)が付いて変色した歯
⑥歯の汚れで白や黄色、黒ずんでしまった歯
⑦虫歯によって、茶色や黒に変色した歯や穴が空いてしまった歯
以上です。こちらを詳しく説明します。
①縞模様に茶色やグレーっぽく変色した歯の原因は、0歳~12歳の期間に服用した、テトラサイクリン系の抗生物質で変色したケースが多いです。
これをテトラサイクリン歯と言います。
テトラサイクリン歯の場合、軽度であればホワイトニングで対応が可能です✨
②一本だけ黒く変色した歯の原因は、むし歯などで歯の治療をして神経を取った歯(無髄歯)あるいは、神経が失活したまま放置された歯(失活歯)が 原因となります。
白い被せ物(クラウン)で被せる、もしくはウォーキングブリーチという歯を漂白するホワイトニングで対応が可能です。
③表面に白く斑点が出来た歯の原因は、エナメル質形成不全によるものが多いです。
これをホワイトスポットと言います。
こちらは経過観察することが多いです。
④茶色い線や変色を起こした歯の原因は、歯のプラスチックの詰め物(コンポジットレジン)の経年劣化による変色が多いです。
詰め物をやり替えるときれいになります✨
⑤着色汚れ(ステイン)によって変色した歯の原因は、タバコやコーヒー、紅茶、ワインをよく摂取される方は着色汚れ(ステイン)が付いている場合 が多いです。
歯のクリーニングで除去が可能です。
⑥歯の汚れで白や黄色、黒ずんでしまった歯の原因は歯垢や歯石です。
歯垢が多量に付いていると、歯が乳白色や黄色っぽく見える場合があります。
歯垢の場合、柔らかい汚れなので正しいブラッシングによるセルフケアで除去が可能です。
ただし歯石になると、硬くご自身でのセルフケアによる除去が不可能となってしまいます。
比較的新しい歯石は唾液を含んでいる為、白~乳白色っぽい色ですが、歯茎の中に付いてる歯石だと血液などを含んでいるため黒褐色となります。
こちらが透けて黒ずんで見える場合もあります。
歯石は、歯のクリーニングで除去が可能です。
⑦変色した歯や穴が空いてしまった歯の原因は虫歯や歯の欠けが多いです。
虫歯で変色している場合と、歯が欠けて象牙質が見えてる場合があります。
歯医者で適切な虫歯治療が必要となります。
もし歯で気になることがありましたらいつでもご相談ください✨
良い年を迎えてください。