医院ブログ
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皆さんこんにちは✨歯科衛生士のRです。
今年は梅雨入りが遅めだったこともあり毎日天気が不安定ですね💦
湿気が多くジメジメした天気が続いていますがお元気ですか?☔
突然ですが、皆さんは歯石が付きやすい場所があることはご存知ですか?
まず、以前にもお話したことありますが、歯石の出来る過程についてお話したいと思います。
歯石は元々プラーク(歯垢)です!
プラークとは歯の表面についた、歯ブラシで除去出来る柔らかい汚れのことです。
プラークが歯に付いたままになると唾液中のカルシウムによって石灰化し歯石になります。
プラーク沈着後二日後から石灰化が始まると言われています。
その後、二週間ほどで石灰化が完了し歯石が出来てしまいます💦
歯石になってしまうとご自宅での除去はほぼ不可能になります。
ご自身で歯石を無理矢理除去しようとすると歯の表面を傷つけてしまう恐れがあるのでおすすめ致しません。
ただ、この歯石付きやすい場所があるんです!
その場所は主に二つあります。
①下の前歯の裏側
②上の奥歯の頬っぺた側
以上です。
ではなぜこの二か所に歯石が付きやすいのか気になりませんか?
それはこの近くに大唾液腺の出口(開口部)があるからです!
大唾液腺とは耳下腺、舌下腺、顎下腺の三つをまとめて言います。この三つで全唾液の95%を占めています😮
舌下線と顎下腺は舌の下あたりにある舌下ヒダと舌下小丘というところに開口部があります。
そのため①下の前歯の裏側に歯石が付きやすいのです。
耳下腺は頬の内側に耳下腺乳頭という開口部があります。
そのため②上の奥歯の頬っぺた側に歯石が付きやすいのです。
また歯石が付いたまま放置してしまうリスクは3つあります。
1:歯石の表面はザラザラしているため汚れが付きやすく、歯周病や虫歯のリスクが上がってしまいます。
2:歯と歯ぐきの間に歯石が溜まることによって歯ぐきが炎症引き起こす原因にもなります。
3:口腔内細菌が繁殖する原因にもなるため口臭が悪化することにも繋がります。
4:歯石は目に見えるため不潔な印象を与える可能性があるため審美性が低下することが考えられます。
歯石自体あっても、虫歯と違い痛みを生じないため放置しがちな方も多いと思います😖
歯周病は目では見えないため症状が出るころにはかなり進行した状態になっていることが多いです。
重度になってくると噛むと痛いので食べ物を噛めなくなったり、歯が自然脱落してしまう病気です。
進行させないためにも三ヶ月に一回定期検診を受診して歯石除去してもらうことで将来歯を一本でも多く残しましょう😊