医院ブログ
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こんにちは!甲子園口しまはら歯科 歯科衛生士のYです。
一気に寒くなり冬らしくなってきましたね⛄
身体を冷やさないように暖かくしてお過ごしくださいね🧤✨
今回はToothWearについてお話させていただきます。
まずToothWearとは、外傷やむし歯が原因ではなく年齢と共に伴うすり減り以上に歯のエナメル質と象牙質が表面から欠けて無くなっていくことを指します。
いくつか種類があるので紹介します。
ToothWearの種類
1.摩耗
ハブラシなどによるすり減りを摩耗といいます。(噛み合わせが原因ではないものです。)
ハブラシが強く擦れるところが特にすり減ります。
🦷予防としては
・歯みがきは食後すぐではなく30分~1時間後に行うようにする(特に酸性の飲食物を摂取した後は注意が必要です)
・硬いハブラシでの強い圧での長時間の歯みがきは控える
・研磨剤の多く入った歯磨き粉の使用は控える
2.咬耗
歯ぎしりや噛み合わせによるすり減りを咬耗といいます。
歯がジクソーパズルのようにぴったりと合う面となる場合が多いのが特徴です。
セラミックスなど硬いかぶせ物が噛み合う方の歯を咬耗させる場合も多いです。
🦷予防としては
・夜間ナイトガードを使用するようにする
3.酸蝕
飲食物の酸や胃酸などにより溶けた歯の質のことをいいます。
歯が薄くなる、噛む面や歯の縁が凹む、歯が短くなったり小さくなるといった特徴があります。
⚠️酸蝕はToothWearのなかでは最も進行が早く、重症化しやすいのでより注意が必要なものです!!
🦷予防としては
・酸性の多い飲食物を多く摂取することが多い場合は減らすか、違うものに変えるようにする
・嘔吐後は歯みがきをせずにうがいのみにしておく
・逆流性食道炎の方はリスクが高くなるので病院での治療もおすすめです
・夜間ナイトガードを使用するようにする
4.NCCL(WSDやくさび状欠損ともいわれます)
歯の根元付近のむし歯ではない欠けの総称のことをいいます。
噛み合わせの力による歯の欠け、強い噛み合わせ、過度な力での歯ブラシなどの複合的な力が原因とされています。
🦷予防としては
・夜間ナイトガードを使用するようにする
⭐上記の1~4の症状は1つだけではなく複数のタイプ、またはすべてが一緒にお口の中に生じることも多い疾患です。
ToothWearは日々の生活習慣や食生活、様々な要因から引き起こされます。
どれも進行してくると冷たいものがしみたり、ひどくなってくると噛めなくなることもあります。
むし歯と違い自分では確認しづらいので、何か気になることがありましたらお気軽にご相談ください😌