西宮市甲子園口の歯科・歯医者|甲子園口しまはら歯科
こんにちは!甲子園口しまはら歯科です🌟
近年、歯科の現場では【子どもがあまり噛まなくなっているのでは?】【顎が小さく歯が並ぶスペースが足りない子が増えている】と感じる場面が増えています。
実は”日本人が柔らかい食べ物を好むようになった“と明確に示した研究は多くありません。
しかし食文化の変化や現代の食生活を振り返ると、結果として”噛む必要の少ない食事”が増えていることは確かだと考えられます。
昔の日本の食事は”よく噛む“必要があった縄文・弥生・平安時代の日本では、
玄米・雑穀・根菜・干物・木の実など、噛みごたえのある食材が中心でした。
食品加工技術が未発達だったため、自然素材そのままの食材が多く噛む回数も自然と多くなっていたと考えられます。
その後江戸時代後期から煮る・蒸すといった調理法が広がり、戦後にはパン・麺類・加工食品・ファストフードなどが普及しました。
これにより短時間で食べられ、あまり噛まなくても飲み込める食事が日常的になっています。
咀嚼(そしゃく)回数は実際に減っている?
ある報告では、1回の食事で噛む回数は
・弥生時代:約4,000回
・戦前:約1,400回
・現代:約600回
とも言われていて忙しい生活や加工食品の増加が、咀嚼回数の低下につながっている可能性があります。
噛むこととお口の発達噛むことは、食べ物を細かくするだけでなく顎や舌や口の周りの筋肉を育てる大切な役割があります。
食事の軟食化が直接の原因とは言い切れませんが、噛む経験が少ない生活習慣が顎の成長や歯並び・飲み込み方などに影響している可能性があると考えられています。
大切なのは”硬さ“よりも噛む経験”硬いものを食べれば顎が大きくなる“という単純な話ではありません。
大切なのは、日常生活の中で噛む機会を意識して増やすことです。
例えば、
・野菜を少し大きめに切る
・皮付きのまま調理する
・根菜や海藻など噛みごたえのある食材を取り入れる
・麺類や柔らかい食品に偏りすぎない
といった工夫に加え、家族や友人と会話を楽しみながら時間をかけてよく噛んで食べることも大切です。
よく噛むことは
・顎の成長を助ける
・歯が並ぶスペースを確保しやすくする
・舌や口唇の筋肉を育てる
・飲み込みや発音の発達を支える
など、口腔機能全体の健やかな発達につながります。
すべてを昔の食生活に戻す必要はありません。
現代の食文化を前提にしながら”どうやって噛む機会を増やすか“を考えることが大切です。
その小さな積み重ねが、将来の歯並びや顎の成長そしてお口の健やかな発達につながっていきます。
食事やお口のことで何か気になることがありましたら、いつでもお気軽にお声がけください。