西宮市甲子園口の歯科・歯医者|甲子園口しまはら歯科

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甲子園口 歯医者のコラム

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歯の硬さについて🦷

こんにちは!甲子園口しまはら歯科 歯科衛生士のМです✨️

少し気温と湿度が下がり、過ごしやすい季節が近づいてきましたね。

これから外で過ごすのが楽しみなМです!

 

今日は「歯の硬さ」についてお話ししたいと思います🦷

 

皆さんは、歯の硬さがどれくらいかご存知ですか?

 

歯の表面を覆うエナメル質は、体の中で一番硬い組織といわれています🔨

このエナメル質は「ハイドロキシアパタイト」という

無機質の結晶からできており、

その硬さは「モース硬度」で約7とされています。

 

「モース硬度」とは、鉱物の”ひっかき傷に対する硬さ”を示す指標で、

1〜10の段階があります。

1812年に鉱物学者フリードリッヒ・モースが考案したもので、

今でも素材の硬さを説明するときに使われています。

 

身近なモース硬度(目安です👀)

  • モース硬度1:チョーク、滑石
  • モース硬度2:岩塩、純金、石膏
  • モース硬度3:珊瑚(サンゴ)
  • モース硬度4:鉄、真珠、パール
  • モース硬度5:骨、ガラス
  • モース硬度6:オパール
  • モース硬度7:人間の歯(エナメル質)、水晶、石英
  • モース硬度8:エメラルド
  • モース硬度9:ルビー、サファイヤ
  • モース硬度10:ダイヤモンド

 

歯のエナメル質は「7」とされ、水晶やガラスと同じくらいの硬さです。

骨よりも硬いと聞くと驚く方も多いかもしれませんね。

ただし「硬い=壊れない」わけではありません。

エナメル質はとても強い反面、

再生能力がほとんどありません。

一度むし歯や強い衝撃で欠けてしまうと、

自然に元に戻ることはないのです。

さらに酸には弱く、甘いものや酸っぱい飲み物を頻繁に口にすると、

エナメル質が溶け出して(脱灰)しまうこともあります。

 

また、歯の硬さには個人差があります。

遺伝やフッ化物の使用状況、唾液の質などで

エナメル質の強さが変わることが知られています。

カルシウムやリンをしっかり摂ることで

歯のミネラルが安定しやすくなりますし、

フッ化物は歯の表面を強化して、

酸に溶けにくい状態にしてくれます。

 

つまり、毎日の食生活や歯磨き習慣が

「歯の硬さ=歯の寿命」に直結しているのです。

歯は特別な強さを持っている一方で、万能ではありません。

だからこそ、毎日のブラッシング、バランスの良い食事、

そして定期的な歯科検診といった小さな積み重ねがとても大切です✨

大切な歯を守るために、ぜひ日々のケアとあわせて

歯科検診も取り入れてみてくださいね😊

 

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