こんにちは！！「甲子園口しまはら歯科」　院長の島原淳です。

皆様、喫煙が歯周病を進行、治りにくくする事をご存知ですか？？

タバコはさまざまな病気の原因になっています。

お口の中では、ニコチン、タールなど200種類以上の有害物質が体内に取り込まれることによって、歯周病を進行させ、なおかつ治癒しにくくさせると言われています。

ある統計データによると、歯周病にかかるリスクは１日10本以上喫煙をすると、５.４倍になり、しかも重症化しやすくなるということです。

タバコの煙や成分は、まず口の中の粘膜や歯茎から吸収されます。吸収された有害物質（ニコチンなど）は、血管を収縮させ、歯茎の血流量を減少させます。血液循環が悪化して歯茎に十分な酸素がいきわたらなくなると、歯周ポケットの中で歯周病の原因となる嫌気性菌（酸素が嫌いな菌）が増殖しやすくなります。

嫌気性菌の出す毒素が歯を支える骨を溶かし、進行すると歯がぐらぐらになり、さらに進行していくと歯が抜け失われます。

一般的に歯周病の症状として、歯茎から出血したり、赤く腫れたりする炎症反応が特徴として認められますが、喫煙者では血管収縮による血行不良により炎症が抑えられるため、そうした症状が表れにくいこともあると思います。そのため、気づかないうちに歯周病が重症化する危険性もあると思います。

タバコを止めると、いい影響があります。歯肉の血流量が増え、治療を行うことで治癒がみとめられるようになり、歯周組織の破壊を抑えることができます。

禁煙して１年後ぐらいには歯の喪失リスクが低下しはじめ、10年以上たつと非喫煙者と同じレベルまで回復することもあると言われています。（個人差はあると思います）。

人生100年時代！！
健康長寿のため禁煙を考えてはどうでしょうか😄

ここ最近一気に寒さが進行してきましたね…皆様お体には気をつけてお過ごし下さい！！

今年も後１ヶ月弱、今まで定期検診など少し遠ざかっていた方、是非お口の中を清潔に保つため歯科医院を受診し、クリーニングをしましょう🦷
それが歯周病を抑制する一番大事なことです✨

気になることがございましたらお気軽にご相談くださいませ。